わが国では現在、年間およそ17万6千匹の犬・猫が行政により収容され、そのうち13万匹近くが引き取り手のないまま殺処分されています(平成25年度環境省統計)。
船橋市でも平成25年度には224匹が殺処分されました。千葉県全体の殺処分数となると、全国ワーストレベルの3499匹です。これほど多くの命が奪われているにもかかわらず、行政はそれを減らすために十分な取り組みをしているとは言えません。
行政の最大の使命は、いうまでもなく市民の命と生活を守ることです。
しかし、多くの動物が殺される原因を作ったのは人間です。小さな命も人と同じように守ることが、思いやりの原点であり、成熟した社会の姿ではないでしょうか。
だから、私は立ち上がる決意をしました。船橋をスタート地点として、犠牲になる動物をなくすために。
私には出版社勤務で培ったネットワークと企画力があります。また、その後の経営者時代も含めビジネスを通じて、理念だけに終始しないバランスのとれた判断力と実行力を身に付けました。
これらの強みを活かして、「小さな命を守る」という道徳観を船橋から拡げ、温かい思いやりが人々の心を結ぶ社会が実現することを望んでいます。
皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。
さいとう和夫

- 齊藤 和夫
- 1958年9月7日生まれ
- 船橋市立高根台第一小学校、高根台中学校、
- 千葉県立薬園台高等学校、中央大学商学部会計学科卒業。
- 米ニュース誌TIME(Time Inc.)、アシェット婦人画報社(現ハースト婦人画報社)勤務を経て現在は、亡父から引き継いだ(株)リライアンスの代表取締役。
- 趣味は音楽鑑賞・演奏(ドラムス、ギター)。
- 高校時代は、弓道同好会(現在は弓道部)の創設メンバーでした。
同好会のかたわら、バンド活動に打ち込んでいました。 - 大学は公認会計士を目指して、国家試験合格率の高い中央大学に入学。
名門の会計学研究会に入会したものの、米国の小説を読んだのをきっかけに翻訳の勉強にのめりこむようになりました。 - 在学中アルバイトをした翻訳会社から誘われ卒業後入社。
この会社でクリエイティブな仕事のおもしろさを覚えたことが、出版社への転職につながります。
- 妻は管理栄養士、介護ケアマネジャーの有資格者。
- 長女は獣医師になるべく大学で勉強中。
- 次女は独立を目指してカフェで料理の修行中。
- 長男は中学生。来年受験です。
- 母は今年80歳、2世帯住宅で同居しています。
- 私は小学校2年生のころからずっとネコを飼っています。
どの子もノラを拾ったり、知人から引き取ったりしたものです。
現在飼っている4匹のうち一匹は、長女の高校時代の友人の家の庭に迷い込んできたノラでした。
我が家で引き取ったときは、生後一か月にも満たないくらいで、目はヤニでふさがり、鼻炎を起こして弱り切っており、きっと感染症にかかっていて助からないだろうと覚悟しましたが、獣医さんで検査した結果病気は見つからず、心底ほっとしたのを覚えています。その後順調に回復し、いまでは立派すぎるほどに成長しました。
この子に出会ったことが、人間の犠牲になる動物をなくしたいと考え、動物愛護行政を勉強するきっかけになりました。