遅ればせながらご報告します①新会派結成について

去る6月19日、第2回市議会定例会の開会を前にして、私の所属していた会派「新成」(4議員)と「市民社会ネットワーク」(4議員)が合流し、8人の議員からなる新会派「市民共生の会」を結成しました。

結成後周辺からは、会派内をまとめるのが大変なのではないか、との声が聞こえてきました。というのも、「新成」には穏健ながら保守派の議員がおり、「市民社会ネットワーク」はリベラルな会派と自他ともに認めていたからです。

しかし私は、いまの時代、特に地方政治において、イデオロギーや右か左かという色分けはあまり意味がないと思っています。なぜなら、人々の価値観は極めて多様化しているからであり、また、私たち議員の役割はひとえに住民福祉の向上にあるからです。

新会派の結成にあたっては、政策の基本や会派の運営等について、全所属議員で以下の確認事項に同意しました。

◆ 憲法の理念を活かし、市民本位の立場で、子ども、障がい者、高齢者などの福祉、医療、教育、動物愛護施策の充実・改革を図り、環境、人権、平和を守ることを基本とする。
◆ 地方自治の二元代表制を踏まえ、提出された議案については政策の基本に基づいて、熟議・検討し賛否の態度を決める。
◆ 議会の活性化、市民自治の向上に努め、議会基本条例の制定を目指す。
◆ 提出された議案、発議案、請願、陳情については、会派として一致した態度がとれる様最大限努力する。どうしても一致しない場合は、お互いの立場を認め合う。
◆ 会派としての政策提言、議案の提出、議会報告ができるよう努める。

かつて、「政治は弱い者、声の小さい者のためにある」という信条を持つ大物国会議員がいました。新会派の所属議員はそれぞれ、様々な経歴や考え方を持っていますが、この政治信条に強く共鳴できる点では共通していると思っています。

予断になりますが、この大物国会議員とは、昭和の終盤から平成の初めにかけて自治大臣、通産大臣、法務大臣、国家公安委員会委員長、自民党幹事長、内閣官房長官などを歴任した梶山静六です。梶山は強面な風貌や政治手法などから「武闘派」と呼ばれましたが、一方で、常々「長兄の戦死を陰で嘆き悲しむ母の姿が私の政治の原点」と語り、海外での武力行使に慎重な立場をとるハト派の政治家でもありました。